湯倉神社

湯の川温泉を支える鎮守、湯倉神社！

湯倉神社は湯の川温泉の鎮守として親しまれています。

伝説によれば、1453年頃、一人のきこりが帰り道に小高い丘で休んでいる際、湧き湯を発見しました。後に彼が病気にかかり、湯治に湧き湯を利用したことで病気が治ったという出来事がありました。彼はそのお礼に薬師如来を刻んで祠を建て、これが湯倉神社の起源となり、今日の湯の川温泉の始まりとなりました。

松前藩の記録によれば、1617年には既に湯座に薬師如来を祀っていたとされています。そして、松前藩第九代藩主高広が重病にかかった際、母・清涼院が夢で神のお告げを受け、東に温泉がありどんな病気でも治るという情報を得ました。家来がその温泉を見つけ、千勝丸を湯治させると、彼の病気は間もなく完治したとのことです。その後、清涼院はお礼として社殿を改造し、薬師如来像を安置し、鰐口を奉納しました。以後、この神社は地域の人々にとって「心の拠り所」として崇敬され、1876年には「村社」に列格され、1941年には現在の社殿が造営され、神徳はますます高まり、街の発展と共に現在に至っています。