旧開拓使書籍庫

建築の魂、先人の技術、旧開拓使書籍庫!

旧開拓使書籍庫は、函館市元町公園に位置する重厚なレンガ造りの建物です。1880年に建造され、1907年の大火で類焼を免れました。建物内には行政資料が保管され、丈夫なレンガ壁によって守られています。現在は木と鉄の2重の扉で固く閉ざされており、防火点検時にのみ開かれます。

建物の外壁のレンガは、色合いが微妙に異なり、ほとんどが1874年から1876年に製造されたもので、「函館製造」と刻印されています。これらのレンガは茂辺地煉瓦石製造所で焼かれたもので、市内の多くの建物にも使用されました。積み方はフランス式であり、一部の増築分はイギリス式です。

建物の外観には、特徴的な意匠や技法が見られます。隅石や桟瓦葺きの屋根、耐火のための鉄製の扉や柵の窓などがあります。2階壁面には防水・防寒のためのフックのような金具があります。

これらの建築の細部には、先人たちの知恵と工夫が凝縮されており、その技術には感嘆します。

基本情報

【所在地】
北海道函館市元町12(元町公園内)
【電話番号】
0138-23-5440(函館市観光案内所)
【定休日】
なし
【営業時間】
見学自由
※外観のみ見学可
【料金】
無料
【駐車場】
なし
【関連リング】
はこぶら 函館市公式観光サイト
【その他】

※情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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