函館中華会館

紡ぐ煉瓦の物語、日中友好の架け橋、函館中華会館!

函館中華会館は、日本に現存する唯一の純中国様式の建築物であり、国登録有形文化財です。函館から中国への海産物貿易が盛んだった時期に、在函華商が信仰する蜀の武将関羽(関帝)を奉祀する聖所として建てられました。中国から大工、彫刻師、漆工らが招かれ、煉瓦や祭壇、什器などの資材も中国から取り寄せられ、約3年の工期と多額の費用をかけて1910年に完成しました。

この建物は、国内唯一の中国清朝建築様式のレンガ造りで、彫刻が豊富に施された装飾的な特徴を持っています。内部は金色に輝く関帝壇を中心に小部屋が配置され、装飾や調度品は壮麗です。

横浜や神戸の中華会館は太平洋戦争で失われ、戦後に再建されましたが、函館中華会館は建築当初の姿を残す国内唯一のものであり、国の有形文化財に指定されています。現在は内部は公開されていませんが、外観は見学可能です。

基本情報

【所在地】
北海道函館市大町1-12
【電話番号】
0138-22-1211(函館華僑総会)
【定休日】
見学自由(外観のみ)
【営業時間】
見学自由(外観のみ)
【料金】
無料
【駐車場】
なし
【関連リング】
はこぶら 函館市公式観光サイト
【その他】

※情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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