聖ヨハネ教会

歴史と信仰の融合、聖ヨハネ教会！

聖ヨハネ教会は函館市元町に位置する有名な教会で、その十字形の屋根が特徴的です。1874年に英国人のデニング司祭が函館に上陸し宣教活動を始め、道内の先駆けとして英国聖公会の教会として設立されました。歴代の牧師たちは市内に学校や病院などを開設し、教育や福祉の分野でも多大な功績を残しました。

初めの教会は1878年に基坂の下に建てられましたが、大火による焼失を繰り返し、現在の聖堂は1979年に完成しました。近代的なデザインで、中世のヨーロッパの教会を模した建築技法が使われています。空から見ると四方に突き出した屋根が十字架の形に見える美しい教会です。4月29日から11月3日の期間中は予約すれば内部の見学が可能で、日曜礼拝やコンサートも行われています。

教会に隣接する牧師館は2006年に新築され、切妻の屋根や下見板風の外壁、額縁付きの縦長窓などが特徴的で、函館の町並みに調和した趣深い建物です。この牧師館は函館市都市景観賞を受賞し、多くの人々が訪れています。