小樽貴賓館(旧青山別邸)

青山家の栄華が息づく、小樽貴賓館(旧青山別邸)！

にしん漁で巨万の富を築き上げ、「にしん大尽」として知られる青山家。彼らの豪邸であるにしん御殿旧青山別邸は、大正時代に政吉二代目と娘夫婦が6年半の歳月をかけて建てられました。この豪邸は国の登録有形文化財に指定されており、建坪190坪に18室の異なる趣の部屋があります。

建材にはケヤキや桧、杉など豪華な木材が使用され、床や柱には漆塗りが施され、欄間には竹や紫檀、白檀の彫刻が施されています。また、七宝焼のふすまの引手や一流の絵師によるふすま絵や書など、細部に至るまで贅沢に装飾されています。

庭園も見どころの一つで、春には桜から始まり、牡丹や芍薬、つつじ、あじさいなど、季節の花々が咲き誇ります。毎年5月下旬から7月上旬には「牡丹・芍薬まつり」が開催され、庭園一面が色とりどりの花で彩られます。

また、庭園の奥には「小樽貴賓館」があり、北海道ゆかりの日本画家による豪華な天井画が飾られています。庭園を眺めながら和食レストランで食事を楽しむこともでき、小樽ならではの新鮮な海の幸や名物のにしん料理を味わうことができます。

この旧青山別邸を訪れれば、青山家の栄華や歴史に触れながら、豪華な建築と美しい庭園を堪能することができるでしょう。