山線鉄橋

支笏湖のシンボル、時を超える工学の傑作、山線鉄橋！

山線鉄橋は、1899年に北海道官設鉄道上川線に「第一空知川橋梁」として空知川に架けられ、その後1923年に王子製紙の専用軽便鉄道として現在の場所に移されました。軽便鉄道は1951年に廃止され、山線鉄橋も鉄道橋の役目を終えましたが、1967年に支笏湖のシンボルとして千歳市に寄贈され、道路橋・歩道橋として長年利用されました。1995年から3年間にわたの解体修復工事により再生され、2007年には経済産業省の近代化産業遺産に、2018年には土木学会の「選奨土木遺産」に認定されました。現在は支笏湖から流れ出る千歳川河口に架かる、工学的・歴史的な価値を持つ赤い鉄橋として、観光地として多くの人々に愛されています。