襟裳岬

大自然の饗宴、風と海の調べ、襟裳岬の奇跡！

襟裳岬は、北海道えりも町に位置し、アイヌ語で「オンネエンルム（大きな岬）」と呼ばれます。2010年には、神威岬や幌尻岳とともに国の名勝ピリカ・ノカ（美しい・形）に指定されました。ここは、日高山脈が全長約150kmにわたり険しい姿を見せる場所であり、徐々に標高を下げて太平洋に沈み込んでいきます。

この地域では、暖流の黒潮と寒流の親潮がぶつかり合うため、霧が発生しやすく、神秘的な景観が広がります。岬には襟裳岬灯台が建ち、先端から約2kmにわたって岩礁が続きます。

また、襟裳岬は日本でも有数の強風地帯として知られており、風速10m/s以上の日が年間260日以上あります。時折風速30 m/s以上に達することもあるそうです。この強風を活かした風のテーマ館襟裳岬「風の館」では、実際に強風を体験するコーナーなどが設けられています。

襟裳岬は、壮大な自然の美しさと強風の特徴的な風景が魅力的な場所です。